通常盤
初回生産限定クレヨンしんちゃん盤
2019.4.17 RELEASE
通常盤
WPCL-13037 / ¥1,000(本体)+税
★スリーブケース仕様 / 12Pブックレット
初回生産限定クレヨンしんちゃん盤
WPCL-13038 / ¥1,000(本体)+税
★「クレヨンしんちゃん」コラボスリーブケース仕様 /
12Pブックレット
購入特典
AIM会員限定特典
先行配信スタート!!
配信サイト一覧Music Video
Official Interview
あいみょんが綴る「もうひとつの物語」
『クレヨンしんちゃん』への愛を詰め込んだニューシングル『ハルノヒ』
2月13日にセカンドフルアルバム『瞬間的シックスセンス』を発表し、その5日後の2月18日に初の日本武道館でのワンマン『AIMYON BUDOKAN -1995-』を弾き語りで開催したあいみょん。「武道館が終わって、やっとシンガーソングライターになれた」と確かな手ごたえを感じつつ、すでに視線はその先へと向けられている。
あいみょん:初めての武道館だったので、もちろんすごく嬉しかったんですけど、「達成感」という感じはあんまりなくて、気持ち的にはわりとあっさりとしてました。もちろん、2年前には渋谷のツタヤの前で弾き語りをしても数人しか集まらへん感じだったのに、ギターと声だけで1万4千人集められたのは、すごい自信になりました。でも、もう勝手に「また次あるな」って思ってて、そう思えること自体、自信がついた証拠なのかも。
そんなあいみょんの2019年第一弾シングルは、『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌となった『ハルノヒ』。家族とともに『クレヨンしんちゃん』を観ながら育ち、「太陽の塔も、吉田拓郎も、ベッツィ&クリスも、しんちゃんが出会わせてくれた」とコメントを寄せるなど、もともと『クレヨンしんちゃん』の大ファンだったというあいみょんにとって、念願の一曲となった。
あいみょん:自分の好きな作品と関われるときに、その作品に対して「好きです」って言うのが当たり前になっちゃってるというか、「好きじゃないですけど、書きます」って言う人はいないじゃないですか?私は『クレヨンしんちゃん』がもともと大好きだったからこそ、「好き」っていう言葉がすごく安易に感じられちゃって、いかに「好き」っていう言葉を使わずに作品への愛を伝えるかを考えたときに、ちゃんと楽曲で私の愛をアピールしようと思ったんです。なので、〈北千住駅のプラットホーム〉っていう、マニアックなところから始めました。
しんちゃんの父親であるひろしがみさえにプロポーズをしたのが北千住駅。原作でも詳しくは描かれていない当時の2人を妄想しながら、あいみょんなりの「家族の歌」を書き上げた。
あいみょん:映画のサブタイトルが「新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」だったので、そこからプロポーズの話を書こうと思ったんです。もちろん、台本も読んだんですけど、もともと『クレヨンしんちゃん』が好きだったから、「新婚旅行」っていうキーワードだけでわりと書けたっていうのもあります。ひろしの目線ではあるんですけど、「野原一家の誕生のお話」として書いてますね。映画の舞台はオーストラリアだから、北千住駅で始まるのってどうかなとも思ったけど、私の『クレヨンしんちゃん』に対する想いを精一杯詰め込んだつもりです。映画の主題歌ではあるんですけど、私の中でもうひとつの物語を作ったというか、ふたつ映画があると思ってほしいです。
『ハルノヒ』というタイトルの由来は、野原一家が現在暮らしている「春日部」から。また、〈寒さにこらえた木々と猫が まるで僕らのことで〉〈焦らないでいい いつか花束になっておくれよ〉という歌詞は、「春の日」と2人の幸せな未来を重ねているようにも受け取れる。お馴染みの田中ユウスケ(agehasprings)をサウンドプロデュースに迎え、アコギとプログラミングを組み合わせたプロダクションも、冬から春へと徐々に移り変わっていくような、じんわりとした温かみを感じさせるものだ。
あいみょん:最初は〈北千住駅のプラットホーム〉で、最後が〈住み慣れた駅のプラットホーム〉になってるのは、出会いは北千住なんですけど、今家族として暮らしてるのは春日部だから、〈住み慣れた駅〉にしたんです。〈春日部駅〉だと、特定の人にしか届かないから、聴く人それぞれの〈住み慣れた駅〉を思い浮かべてくれたらなって。せっかくずっと観てた『クレヨンしんちゃん』の主題歌だから、作品に寄り添ったものにしようと思ったけど、映画を飛び出してほしいとも思ってて、たくさんの人に届いてほしいです。
大家族の出身で、これまでも常々家族への愛情を語ってきたあいみょんにとって、『ハルノヒ』は自らの家族愛を改めて表明した一曲でもある。その一方、彼女がSNS上で10~20代からの絶大な支持を集める新世代のアイコンであることを考えれば、『ハルノヒ』はもっと広い意味で、現代における「つながり」の歌だと言ってもいいかもしれない。新元号を控える中、「ポスト平成のつながり」について、あいみょんはどう考えるのだろう?
あいみょん:人に対する思いやりがすごく大事になるんじゃないですかね。高齢化社会に少子化、今までもそうですけど、思いやりがないと人間同士上手くいかなくなってくるやろうなって思ったりはします。あとこの間の菅田(将暉)くんのドラマで「想像力を働かせなさい」って言ってて、ホンマそうやなって思ったし、この言葉は特に若い子に響くんじゃないかなって。みんなが思ってる以上に、「ネットって近いよ」って思うんですよ。「こいつとは会うことないし」って思うかもしれないけど、そういうときこそ想像力が大事。こういう世界にいるからこそ、伝えられることはちゃんと伝えていきたいなって。
5月17日からは対バンツアー「AIMYON vs TOUR 2019“ラブ・コール”」がスタート。HY、マカロニえんぴつ、木村カエラ、My Hair is Bad、竹原ピストル、ORANGE RANGE、amazarashi、DISH//、平井堅、石崎ひゅーいと、あいみょんがラブ・コールを送った多彩な共演者とともに、全国各地で熱演が繰り広げられるはずだ。
あいみょん:私はホントに自分が好きな人とか気になる人じゃないと一緒にやりたくないんです。ホントは何とも思ってないのに、MCで褒め合ったりするのって気持ち悪いじゃないですか?しかも、今回ジャンルがバラバラなのもすごいありがたいなって思ってて、ちょっと前までは男性バンドとの対バンが多かったんですよ。でも、今回は木村カエラさん、竹原ピストルさん、平井堅さん、石崎ひゅーいさんとか、ソロのアーティストの方とご一緒できるのがすごく嬉しい。あと、HYさんもヤバい。私、仲宗根泉さんはラブソングの先生だと思ってるんです(笑)。ライブ自体は一期一会ですけど、今回共演するみなさんとは一期一会ではなく、これからいい関係性を築ければなって。
インタビュー&テキスト / 金子厚武
映画クレヨンしんちゃん
新婚旅行ハリケーン
~失われたひろし~
劇場公開日2019年4月19日(金)
【原作】臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中 / テレビ朝日系列で放送中
【監督】橋本昌和
【脚本】うえのきみこ、水野宗徳
【製作】シンエイ動画、テレビ朝日、ADK、双葉社
SHOP
さらに、AIM会員特典としてポストカード付!