瞳へ落ちるよレコード
Falling into your eyes Record
2022.08.17 WED
RELEASE
TRACK LIST
[通常盤] CDのみ
¥3,080(税込)
[初回限定Blu-ray盤] CD+Blu-ray
¥7,700(税込)
[初回限定DVD盤] CD+2DVD
¥6,600(税込)
- ※初回限定Blu-ray /DVD盤共通
- 7インチサイズ特殊パッケージ仕様
- AIMYON 弾き語りTOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした♡ in 武道館”をノーカットで完全収録。
ツアーのバックステージの模様を記録したOFF SHOT MOVIEと本人によるオーディオコメンタリー付 - 豪華56P ツアーフォトブックレット付
CD
※収録内容は初回限定Blu-ray盤・初回限定DVD盤・通常盤共通
双葉 (NHK「あいみょん18祭」テーマソング)
スーパーガール
姿
初恋が泣いている
(カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」主題歌)君のこゝろ
3636
強くなっちゃったんだ、ブルー
桜が降る夜は (ABEMA「恋とオオカミには騙されない」主題歌)
ペルソナの記憶
神秘の領域へ
ハート (TBSドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」主題歌)
インタビュー
愛を知るまでは (NTVドラマ「コントが始まる」主題歌)
Blu-ray or DVD (DISC-2)
※初回限定盤Blu-ray・初回限定盤DVD
「AIMYON 弾き語りTOUR 2021“傷と悪魔と恋をした♡」
2021.11.30 日本武道館
傷と悪魔と恋をした!
青春と青春と青春
ポプリの葉
マリーゴールド
スーパーガール
朝陽
裸の心
恋をしたから
ハート
夜行バス
19歳になりたくない
TOWER OF THE SUN
生きていたんだよな
愛を知るまでは
今夜このまま
サラバ
君はロックを聴かない
off shot movie “オフ恋ムービー”
PURCHASE BENEFITS
チェーン別限定盤情報
AIMYON TOUR 2022「まある」
会場購入特典
B3アートポスター
※6月18日(土)沖縄アリーナ公演以降が対象
※早期予約も併用して対象
CD封入特典
(初回プレス分のみ封入)
① 『AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』チケット先行応募券
※チケット予約受付期間 : 8月17日(水)12:00~8月29日(月)23:59
※1つのシリアルコードにつき、チケットを2枚まで申込みいただけます。
※詳細は商品に封入されているチラシをご覧ください。
②「オリジナルレコードプレイヤー」 抽選100名
※応募受付期間 : 8月17日(水)0:00~8月31日(水)23:59
※詳細は商品に封入されているチラシをご覧ください。
先着購入者 店舗別特典
Amazon.co.jp
通常盤:メガジャケ(通常盤絵柄)
初回限定Blu-ray /DVD盤:
メガジャケ(初回限定盤絵柄)
+デコダン(初回限定盤絵柄)
※Amazon.co.jp 限定盤も対象となります。
通常盤
初回限定版
デコダン
楽天ブックス
オリジナル・シューレース
(1200mm)
セブンネットショッピング
オリジナル・トートバック
TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)
/ TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)
A4サイズクリアファイル
ローソンHMV
A4サイズクリアファイル
タワーレコード
A4サイズクリアファイル
- 7月4日までにご予約いただきました方へはダブル・期間限定予約特典に加えて、上記の店舗別特典がつきますので、ぜひお早めにご予約ください。
- 一部のCDショップ(およびネットショッピングサイト)では特典プレゼントを実施していない場合もございます。
- 特典は数に限りがございますので、予めご了承ください。
- 特典に関するお問い合わせは、直接、各CDショップ(およびネットショッピングサイト)にてご確認ください。
VIDEO
あいみょん – 強くなっちゃったんだ、ブルー【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
あいみょん – 3636【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
あいみょん –「AIMYON 弾き語りTOUR 2021“傷と悪魔と恋をした!”」【off shot movie “オフ恋ムービー” Digest】
あいみょん – 瞳へ落ちるよレコード【very short teaser】
CAMPAIGN
「瞳へ落ちるよレコード」発売記念!
CDショップキャンペーンのお知らせ
「瞳へ落ちるよレコード」の発売を記念して、
CDショップにて様々な企画が決定しました!
ぜひお近くの店舗に足を運んでみてください。
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「瞳へ落ちるよレコード」発売記念
アートワーク展タワーレコード渋谷店にて、今作アルバムのアートワークの展示を行います。
期間:2022/8/16(火)〜 8/22(月)まで。※渋谷終了後に関西地区にて実施を予定しております。
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あいみょん看板&
あいみょんポスト設置ほぼ等身大のあいみょん看板と、あいみょんにお手紙が届く「あいみょんポスト」が設置されます。
メジャーデビュー5周年を迎えたあいみょんにぜひお手紙を投函ください!※店頭に紙やペンはご用意しておりませんので、予めお書きいただいたお手紙の投稿をお願いします。
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ライブ写真パネル展開催!
全国99店舗のCDショップにて「AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”」にて撮影されたライブ写真パネルを展示いたします!
INTERVIEW
変わることと変わらないことの美しさ
あいみょんメジャー5年目のニューアルバム
『瞳へ落ちるよレコード』
過去最大規模の全国ツアー『AIMYON TOUR 2022“ま・あ・る 』を開催中のあいみょん。ツアーファイナルは当初の7月24日から8月31日に延期になったが、3回目となるアリーナツアーで「ライブアーティスト」としての自覚と確かな手応えを感じている。
続きを読むアリーナツアーは毎回同じような緊張感があるんですけど、ステージの規模感や使い方にいい意味で慣れてきて、すごく楽しく回ってます。ただ、本数がこれまでよりも多い分、体力とか喉の面では厳しさも感じて、こんなにちゃんと喉のケアをしてるのは初めてですね。ライブ前の吸入とかをしてて、「めっちゃアーティストみたいなことしてる」と思ったり(笑)。そういうことをするようになったのは、このツアーを通して、来てくれたみんなにちゃんといい歌を聴かせたいから。テレビ以上に力が入った歌を歌ってる姿を見せたい気持ちが強いので、喉のこともすごく気にするようになりました。
バンドとともに演奏したり、ハンドマイクで広いステージを駆け回ったり、アコギと歌のみでオーディエンスを魅了したりと、そのステージはこれまで培ってきたシンガーソングライターとしての魅力を存分に感じさせるもの。アルバムツアーではない分、セットリストも新旧幅広く楽しめるものになっているし、あいみょんのライブの大きな魅力となっているMCでのファンとのコミュニケーションも、会場の広さを感じさせない親密なものだ。
今回初めて花道を作ったり、ステージがせり上がったり、新しいチャレンジをいろいろやらせてもらって、「こういうこともできるんや」って発見する楽しさもありますし、これまでシンガーソングライターとしてやってきたことを全部凝縮した感じもありますね。『SIXTH SENSE STORY』と『ミート・ミート』はまだ「自己紹介ツアー」くらいの気持ちで、セットリストもシングル曲が多かったりしたけど、今回は懐かしい曲とかカップリング曲も多くて、ようやく本来の「これが自分のアリーナツアー」と思えるツアーになっている手応えもあります。
そんなツアーの最中でのレコーディングも経て、4作目のフルアルバム『瞳へ落ちるよレコード』が遂に完成。“愛を知るまでは”、“ハート”、“初恋が泣いている”など、『おいしいパスタがあると聞いて』以降に発表されたシングルも網羅された全13曲は、メジャーデビューから5年を経て、現在のあいみょんだからこそ作ることのできた、充実の仕上がりとなっている。
今までのアルバムももちろん楽しんで作ったんですけど、今回はより一層遊び心満点で作ったんですよ。ツアーをやりながらだったから、スケジュール的にはギチギチだったんですけど、そんな中でも「岡山行っちゃえ!」って、岡山でレコーディングをしたり、いい意味で気を張りすぎずに作ったので、すごく楽しかったです。岡山で録った“君のこゝろ”はその場のノリで「逆再生入れてみよっか」みたいな感じだったし、“神秘の領域へ”は歌詞も含めて「若気の至り」がテーマだったので、ギターもあえて下手に弾いてもらったり、ハモのラインもあえて崩して、ポンコツな感じにしたりして。デビュー1~2年目はとにかく「いい曲作らなきゃ」って感じだったから、遊んだりするのは不安だったと思うんですけど、今は心の余裕が出てきたのかなと思います。
口笛や手拍子、後半のサイケデリックな展開からも遊び心が感じられる“君のこゝろ”、〈白のパンツを青春と名付けて被ってしまった〉という歌い出しからしてニヤリとさせられる“神秘の領域へ”、さらにはライブでもお馴染みの「朝ちゃん」こと朝倉真司によるパーカッションを用いた“ペルソナの記憶”も、楽しんで録音したであろうことが伝わってくる。低いキーの歌声と〈心の中にいる貴方の名残を全て刺し殺して〉のような歌詞は、初期の楽曲に通じる雰囲気もある。
歌い方はこの5年でだいぶ変わって、意識せずともアレンジに合わせて声を作ったりできるようになったので、今回のアルバムは曲ごとに結構声色を変えて歌ってますね。自分にとっての一番のアピールポイントはまず「シンガーソングライターであること」ですけど、メジャーデビューから5年経って、もうひとつアピールするとしたら、やっぱり「声」なのかなって。高いところも低いところも出る便利な歌声に生まれたから、もっとこの声を自由に使おうと思っていて、最近はライブでも音源でも、曲の内容とかアレンジによって声が勝手に変わってる気がします。
「タイトルが漢字一文字の曲を作りたかった」という“姿”、不倫関係を想起させつつ、〈ジャックな心〉や〈逢瀬〉〈一期一会〉といった引っかかりのあるワードのチョイスが光る“強くなっちゃったんだ、ブルー”は、あいみょんらしい独自の筆致によるラブソングだ。
“強くなっちゃったんだ、ブルー”は最近できたんですけど、横乗りの曲は変化をつけてくれるから、すぐにアルバムに入れることにしました。こういう歌詞は10代の頃から憧れの気持ちで書いてましたけど、大人になって、言葉の選び方にリアリティが増して、実年齢に見合うようになった気がします。インディーズの頃に作った“ほろ酔い”とかは憧れだけで作ったから、年齢と内容がそぐわなかったけど、今はそこに経験が伴って、憧れと半々のイメージですね。
フォーキーな曲調とSundayカミデのアレンジによるピアノやオルガンがかみ合った“3636”は、実体験を基にした珠玉のミドルバラード。そこに「憧れ」と並ぶもうひとつの武器である「妄想」が加わって、日常的な風景がドラマチックに彩られる。
宅配ボックスの思い出は実体験で、「3636」という暗証番号は私の誕生日(3月6日)。でもあるときなぜか開かないときがあって、これ歌になるなと思ったんです。「宅配ボックスが開かない」=「心を閉ざされた」っていう。私妄想癖があって、自分でも「なんでそんなこと?」と思うんですけど、この曲はそこからバーッと書きました。アルバムの中で一番自分の生活臭がする曲で、だからこそ思い入れも強い一曲です。
18歳世代に対して、27歳になったあいみょんが〈君も大人になったら 恋をするんだよ〉と呼びかける“双葉”で始まるアルバムは、変わることのない想いを綴る“インタビュー”と“愛を知るまでは”で締め括られ、メジャーデビューから5年を経た現在のあいみょんの等身大を伝えている。
“双葉”を最後にする案もあったし、これまではちょっと暗めの曲を最後に持ってきてたから、“インタビュー”で終わる案もあったんですけど、“インタビュー”で「馬鹿にされてきたこれまでがある」と歌ったうえで、最後に“愛を知るまでは”の〈今日も明日も生きて行こう〉というメッセージで終わる方がいいんじゃないかと思ったんです。特別意識はしてなくても、「5年目」っていう数字は常に頭の中にあった気がします。
『瞬間的シックスセンス』の“from 四階の角部屋”や、『おいしいパスタがあると聞いて』の“そんな風に生きている”は、アルバムのラストナンバーとしてはやや変化球な印象だったが、“愛を知るまでは”はこのアルバムのエンディングを飾るだけでなく、この5年の活動の中で生まれた様々な想いを噛みしめながら、これからも続く人生に向けて、自らと聴き手の双方を鼓舞するようなムードがある。
“愛を知るまでは”はもともと2017年に作った曲なので、私にとってはずっと懐かしい曲なんですよね。メジャーデビューから5年が経つと振り返ることも多くなって、この曲も歌えば歌うほど、ちょっとくすぐったい気持ちもあったりして。ただ、〈いざ、手のなる方へと 導いたのは誰でもない自分自身なのに 自信がないよ 笑っちゃうな〉っていうのは、いまだに感じることでもあるんです。音楽に対して「辛い」とか「悲しい」とか感じるのって、デビュー以前はなかったことなので、「なんで楽しいはずの音楽でこんなこと感じるんやろ?」っていう葛藤はいまだにありますし、自信がないと思うこともありますしね。
〈馬鹿にされてきた自覚があるから そんなことではへこたれない〉〈人になれない人です 嘘がないのも嘘です それでも進むのは前です〉と歌う“インタビュー”も、あいみょんの心の奥底にある変わることのない芯の部分を歌った曲だ。
私怒りとか悲しみに任せて曲を作ることってほとんどないんですけど、この曲は怒りに任せて一気に書きました。実際にインタビューをされて怒ったわけじゃなくて、あるネットの記事を見て、「一部の人にこんな風に比べられて、こんな風に思われてんねんな」と思って、悔しかったし、むかついて、「こういう気持ちがまだ自分の中に残ってるんやな」と思ったので、アルバムに入れることにしたんです。10代の頃はよく「反骨精神を歌ってますね」みたいに言われたけど、その気持ちがまだあるなって。だから、最後の2曲はもしかしたら重いと思う人もいるかもしれないけど、私はやっぱりこうなんですよ。怒りみたいなものが常にどこかにあって、それがないと書けないなって思ったりもします。
メジャーデビュー以降で手にした経験と自信。メジャーデビュー以前から持ち続けている憧れと反骨精神。変わることと変わらないことの美しさが詰まったアルバムに付けられた『瞳へ落ちるよレコード』という印象的なタイトルも、リスニングの媒体がレコードからCD、サブスクへと変わっても、音楽を聴くことの感動や喜びには変わりがないことを示しているかのようだ。
『おいしいパスタがあると聞いて』はたまたま思いついて付けたんですけど、今回は『青春のエキサイトメント』とか『瞬間的シックスセンス』のパターンに戻りたいと思っていた中で、ふと思いついたのがこのタイトルだったんです。最初は『瞳へ落ちるよシーディー』だったんですけど、スピッツに『さざなみCD』があるなと思って、じゃあ、私は「レコード」にしようと。人間の黒目ってレコード盤みたいだから、コンタクトを入れるように、目の中にレコードを落として、体の中で響くって、おしゃれで素敵やなって。今までのタイトルも気に入ってますけど、今回かなり好きなタイトルですね。このタイトルは私しか使ってなくて、検索したら私しか出てこない。そういう承認欲求の強さもずっと変わらないです(笑)。
11月5日には地元・西宮で『AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』の開催が決定。一人マウンドに立って、一本のサーチライトを浴びたときに、あいみょんは何を感じるだろうか?
実家の屋上から甲子園球場の光がいつも見えてて、歓声も聴こえてきてたので、ほんまに地元なんですよ。甲子園球場は西宮を象徴する場所で、いろんなヒーローがあそこから生まれて、市民にとっても自慢の場所。なので、地元で初めてのワンマンライブはホールとかじゃなくて絶対甲子園球場がいいと思ってて、それはデビューしてからのひとつの目標としてずっとありました。ただ、「恩返し」っていうのはちょっと違うんですよね。もちろん西宮は大好きだし、感謝もしてるけど、まずはライブ自体を楽しんでもらって、お祭りみたいな一日になればいいなって。それで結果的に、街全体が盛り上がったらうれしい。私自身としては、西宮でシンガーソングライターになることを夢見ていた自分に会いに行くというか、答え合わせをしに行く気持ちです。
テキスト/金子厚武